1月8日

カチッ!

声「朝〜、朝だよ〜」

祐一「うおっ!?」

声「朝ご飯食べて学校行くよ〜」

祐一「名雪か!?」

声「朝〜、朝だよ〜」枕元から、間延びした声が聞こえてくる。

祐一「・・・・・・」

声「朝ご飯食べて学校行くよ〜」いとこの少女の声が、枕元から聞こえてきた。

時計「なお、このメッセージは3秒後に消滅する」

祐一「・・・は?」

ドッゴオオオオオオオオン!!!

爆音を響かせて、時計は爆発した。

祐一「・・・・・・・」

祐一「明日は別のにしてもらおう・・・」

 

祐一(名雪はもう起きてるのか・・・?)

名雪の部屋のドアは閉ざされたままで、廊下からでは伺い知ることが出来ない。

ヴーッ!ヴーッ!ヴーッ!

祐一「何だ?」突然、廊下にまで聞こえるような大音量で警報が鳴る。

・・・・・・何で鳴るんだろう。

祐一「名雪の部屋かっ!?」

良く聞いてると、時たま「イマージャンシー、イマージャンシー」とか聞こえている。(緊急事態、という意味だ)

祐一「あいつ、どんな目覚まし使ってんだ・・・?」

ヴーッ!ヴーッ!ヴーッ!

祐一「・・・・・」

ヴーッ!ヴーッ!ヴーッ!

祐一「・・・・・止まらない」しばらく待っていたが、鳴り止む気配は無かった。

祐一「本編では寝てるから一応起こしてやるか・・・」

ガチャ。少しだけドアを開けて中を覗こうとした時、

ガクンッ!何故か体が深く沈んだ。

祐一「ぐあ・・・・・・」上から何かが重くのしかかっているような感じだった。

祐一「名雪っ、起きろっ!起きろぉっ!」必死に名雪を呼ぶ。

名雪「うにゅ・・・・・」名雪がのっそりと起きてくる。

名雪「あれ、祐一・・・・・・?」何故か名雪は普通の状態のままだった。

祐一「名雪っ、この重さはなんだ!?」もはや地べたに突っ伏してしまいそうだった。

名雪「ここだけ重力が倍なんだよ〜」まだ眠そうな声で名雪が言った。

祐一「なんでお前の部屋はそんな構造になってるんだ・・・・」

名雪「やっぱり、操縦するときの状況に慣れるためかな・・・・」

だから、操縦ってなんの事だっ!

 

名雪「いってきます〜」玄関を開けて、二人揃って外へ出る。

祐一「・・・寒っ」

名雪「いいお天気だね」

祐一「いいお天気なのは認めるが・・・・」

祐一「それでも、無茶苦茶寒いぞ」

名雪「今日は暖かいほうだよ」名雪がさらに追い討ちをかける。

名雪「でもこれから、どんどん隕石も降ってくるんだよね」

そんな物が降ってくるのか、この街は。

名雪「足跡足跡・・・・」

祐一「足跡なんて珍しくもないだろ」

名雪「これで追っ手を撒くの」

待てっ!!追っ手ってなんだっ!?

名雪「帰ったらかまくら作ろうよ」

祐一「嫌だ」

名雪「少しは考えてよ〜」

祐一「何が楽しくてこの寒い中かまくらなんて作らないといけないんだ!」

名雪「中でイモリ焼くの」黒魔術か!?

祐一「台所で焼けっ!」

俺も何を口走っているんだか。

名雪「かまくらの中で焼くイモリはおいしいよ」食うなっ!

祐一「一緒だ!」それ以前にイモリを食うのか?

名雪「残念・・・・・」心底残念そうだった。

 

名雪「到着だよ〜」

祐一「つ、疲れた・・・」

名雪「良かった、間に合ったよ」

女の子「名雪っ!おはよっ!」

名雪「あ・・・香里、おはよう」

香里「そう言えば、気になっていたんだけど・・・」

香里「この人、誰?」

祐一「・・誰と言われても困るけど」

名雪「わたしの×××で×××な×××の男の子だよ」

何故そこで伏字が入るんだっ!!

香里「ああ、電話で言ってた人ね」

香里、お前も納得するな・・・・。いったい何を話したんだ名雪は。

 

祐一「あゆ・・・、そうだ・・・」思い出した・・・。

7年前にこの街で出会って、そして一緒に遊んだ女の子がいた・・・。

あゆ「お帰りっ、祐一君っ」

ズシャアッ!

雪を蹴って、背中のリュック兼ブースターで加速し(音速)、俺の方に手を伸ばすあゆ。

それを思わず避けてしまう俺。

あゆ「・・・えっ!」

ドガァッ!!

メキメキメキメキメキ・・・・・・!

ズドオオオオオォォォォォォン!!

あゆのぶつかった木が勢いで真っ二つに折れた。

あゆ「・・・ううっ・・・避けたぁっ!祐一君が避けたぁっ!」

避けなきゃ死んでたぞ・・・・・・。

1月08日 完

評:だんだんネタが雑になってきちゃいましたね・・・・・。これじゃあいけない、もっと面白いネタを考えなければ!!!

・・・・・とりあえずあゆはこんな感じのキャラクターに決定しちゃいました(爆)