1月12日

祐一「・・・ふあぁ」

いつもの目覚ましに起こされて、カーテンを開ける。

祐一(・・・・昨日は何も無かったな・・)

てっきり、真琴がいたずらしてくると思ったのだが・・・・。

祐一「着替えるか・・・・・って、おわっ!」

ベッドから抜け出そうとして気づく。

床一面に小型の地雷が置いてあった。

祐一(俺を殺す気か・・・・・?)

ためしに、何故かあった石を投げてみる。

ヒュッ・・・・・コンッ

ドゴオオオォォォォン!ドゴオオオォォォォン!

祐一「・・・・・・」床に穴が空いていた。

祐一「俺はこのゲームが終わるまで生きていられるんだろうか・・・・?」

★  ★  ★  ★  ★

名雪「おはようございます・・・・・」

そして、いつもの眠そうな挨拶とともに、名雪が起きてくる。

祐一「早く食べて・・・おわっ!」

名雪「・・・・うにゅ?」

祐一「何だそりゃ!」

名雪は巨大なカエル(生物)を抱きかかえていた。

名雪「けろぴー」

祐一「そうじゃなくて、なんでそんなの持ってきてるんだっ!」

名雪「食べるの」

祐一「食うなっ!」どうやら、完全に寝ぼけているようだった。

名雪「・・・けろぴーは、ここ」

自分の皿の上に、けろぴーを置く。

マジか?

名雪「・・・・くー」

秋子「名雪。早く食べてしまわないと、私が食べるわよ」

祐一「食べないで下さいっ!」この食卓も崩壊寸前である。

秋子「冗談よ」

祐一「今、目が光っていませんでしたか・・・・?」

秋子「企業秘密ですよ」

名雪「・・・・・・う・・・ん」

間違いなく半分以上寝ているといった感じのゆっくりとした動作で、けろぴーにジャムを塗っている。

・・・って待てっ!本気で食うのかっ!

祐一「ある意味18禁だな・・・・」

けろぴー「・・・うぐぅ・・・」

なんでけろぴーがあゆの言葉喋ってんだ・・・・・。

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香里「相変わらず、心臓に悪い登校のしかたしてるわね・・・」

祐一「念のために言っておくが・・・好きでやってるわけじゃないぞ・・・・」

ついさっきまで走っていたため、まだ息が整わない。

香里「相沢君、いいこと教えてあげようか?」

祐一「・・・・なんだ?」

香里「今日の1時間目・・・」

祐一「体育でマラソンなんだろ。それぐらいお見通しだ」

香里「あら、残念。はずれよ」

祐一「・・・・・なに?」

香里「今日の男子の体育は、銃撃戦よ」

祐一「・・・・・・・は?」

香里「銃撃戦」

祐一「この学校はそんなものがあるのか?」

香里「伝統行事よ」

香里「ちなみに女子は救護班担当」

祐一「待てっ!何で救護班がいるんだっ!」

香里「救護班は、負傷者を手当てして戦場に送り出すのが仕事だから」

香里「はい、迷彩服」

祐一「・・・・・」

俺の頭の中で、「ファミコンウォーズ」のテーマが流れている気がした。

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女生徒「舞、ごめんーっ」

女生徒「って、あれっ?」

その女生徒は俺の存在に気づいて驚いているようだった。

それはこちらも同じで、目の前の無口な女(舞、と今呼ばれていたようだが)に友達がいたことに内心驚いている。

女生徒「えっと・・・・お友達ですか?舞の」

祐一「彼氏だ。全校公認のな」

舞「・・・・・・・」

女生徒「ふぇー・・・」

祐一「こらこら、否定しないから信じてるじゃないか、このひと」

舞「そうじゃない」

祐一「遅すぎるっ」

女生徒「はー・・・で、どういうお知り合いなんです?」

気を取り直したようにして、女生徒が俺へ目を向ける。

祐一「それは・・・・・」

舞「囮」

祐一「・・・・・・・」

女生徒「ふぇー・・・そうなんですか・・」

祐一「いや、それはちが・・・・・・」

女生徒「囮なら、ちょうど良いですね」

は?

女生徒「囮になってもらいましょう」

舞「・・・・・・」こくり。

祐一「待てぇっ!囮って、何の囮だぁっ!?」

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商店街にたどり着いたとき、すでに陽は傾いていた。

祐一「とりあえず、CD屋でも探すか・・・・」

声「祐一君っ!」

すぐ背中から声が聞こえたので、すかさず真横に避ける。

声「あっ・・・」

ドシュウウウウウウウウウウウン!!!

俺のすぐ横を強烈なエネルギー波がかすめた。

祐一「・・・・・」

あゆ「うぐぅ、祐一君がまた避けたぁ!」

祐一「避けなきゃ死んでたぞっ!」

1月12日 完

評:う〜ん、だんだん壊れ方が普通でちょっとマンネリ感じてます。アイデアがナッシングな状態です。でもガンバ!俺!