ジャンル:Kanonで時代劇もの(笑)ギャグ?
登場人物:祐一(黄門様)、名雪(助さん)、あゆ(格さん)、北川(うっかり八兵衛)、舞(お銀)、真琴(飛猿・かなり無理があるが)栞(町娘1)、香里(町娘2)、久瀬(悪代官)、斎藤(越後屋)、ETC(謎)
祐一「と言うわけで時代劇だ」
名雪「どう言うわけなのか全然分からないよ・・・」
あゆ「うぐぅ・・・格さんって何?」
祐一「気にするな」
北川「・・・おい、相沢。俺がうっかり八兵衛なのはどういうことだ」
祐一「俺はぴったりだと思うんだが・・・それに、悪代官よりはマシだろ」
北川「まあ、それはそうだが・・・。しかし、八兵衛って何すれば良いんだ?」
祐一「なるべくうっかりしてろ」
北川「抽象的過ぎて分からん」
祐一「いつも通りで良いぞ(爽やかな笑顔)」
北川「・・・お前のその笑顔に対し、俺は少しばかり殺意を覚えたのだが」
祐一「まぁ気にするな。それより、そろそろ助けを求める声がするはずなんだが・・・」
名雪「・・・祐一、詳しいね」
祐一「ご隠居と呼べ」
あゆ「うぐぅ、祐一君成りきってる・・・」
声「誰かっ!誰か助けてくださいっ!」
祐一「お、やっと来たか。よし、行くぞ、助さん格さん」
名雪「え?あ、うんっ」
あゆ「うぐぅ、待ってよ〜」
ならず者1「とうとう追い詰めたぜ」
ならず者2「へっへっ、おとなしく仲間に入るって言えよ!」
栞「そう言うこと言う人、嫌いです」
香里「セリフにボキャブラリーが無いわね」
2人とも凄い余裕そうなんだけど(汗)
名雪「祐一、どうするの?」
祐一「だからご隠居と呼べって言ったろっ。・・・よし、やはりここは王道を突き進むか。助けるぞ」
あゆ「え?でもどうやって?」
祐一「・・・・・・・・・・・・」
名雪「・・・・・・・・・・・・」
あゆ「・・・・・・・・・・・・」
祐一「しまったああぁぁぁっ!!」
名雪「祐一、声大きいよ・・・」
ならず者「むっ!そこに居るのは誰だっ!」
祐一「しまった!見つかった!」
あゆ「うぐぅ、祐一君の所為だよ〜」
祐一「こうなったら・・・よし、北川!行ってこいっ!」
北川「え?お、おいっ、ちょっと待てよっ!俺は嫌だぞっ!」
祐一「もし退治できたら『うっかり八兵衛』から『風車の弥七』に格上げしてやるぞ」
北川「イエッサー」
そう言うと北川は、ならず者二人組に猪突猛進していった。
北川「うおおおおおっ!」
ドカッ!
バキッ!
ガスッ!
北川「・・・・・・・・・・」
玉砕。
祐一「やっぱ八兵衛だな・・・」
名雪「そんな事より、こっちに来るよ〜っ」
北川の死(?)は『そんな事』で片付けられた。
祐一「よしっ!あゆ、カチューシャを投げろっ!」
あゆ「うぐぅ、だからこれは武器じゃないよっ!」
というか、江戸時代にカチューシャがあって良いのか?
しかし、あゆの言葉に反してカチューシャは、ブーメランのようにならず者に向かって飛んでいった。
ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン・・・・・!
ザシュッ!
ならず者1「ぐはっ!」
ザシュッ!
ならず者2「あうっ!」
一撃だった。
祐一「・・・・・・お前のカチューシャは一体何で出来てるんだ」
あゆ「うぐぅ、ボクに言われても・・・」
栞「遅れてくる人、嫌いです」
香里「遅いわよ、相沢君」
にしてはかなり余裕だったと思うのだが。
祐一「っていうか、今の俺は越後の縮緬問屋のご隠居だってば・・・まぁいいや。ところで、なんであんな奴らに追われてたんだ?」
お約束なので訊いてみる。
栞「えっと・・・、実は私達、アイスクリーム職人なんですが、最近越後屋さんがアイスクリームの独占を始めて・・・越後屋さん以外の店は、お金を払わないとアイスクリームを売ってはいけないんです。私達はそれに反対していましたが、そしたらさっきのような事が頻繁に起こるようになりまして・・・」
江戸時代にアイスクリームがあるのかなどと細かい事は気にしてはいけない。
祐一「なるほど・・・しかし、なんで奉行所に訴えないのか?」
香里「それが、奉行所にいくら訴えても、全く取り上げてくれないのよ」
祐一「なるほど・・・ふっふっふ」
名雪「祐一・・・じゃなかった、ご隠居、何か分かったの?」
祐一「そうか・・・そういうことかリ○ン!」
あゆ「うぐぅ・・・祐一君、そのネタ古すぎて、しかもマニアック過ぎて誰もついて行けないよ・・・」
栞「『歌は良いねぇ』でしたよね?」←分かってるし
祐一「そんなことはともかくだ。奉行所が越後屋と組んでいる可能性があるな」
あゆ「えっ?どうして分かるの?」
祐一「作者がそれくらいの発想しか思いつかないからだ」
名雪「・・・妙に説得力あるところが悲しいよ」
ほっといてくれ(By炭物)
その頃、料亭『百花屋』では。
斎藤「お代官様、いつも越後屋をお引き立て下さいましてありがとうございます」
久瀬「はっはっは、まあ僕にかかればこれくらい造作も無いことだけどな。・・・・ところで越後屋」
斎藤「はい、もちろん用意して御座います。黄金色のお菓子で御座います」
久瀬「おぉ、これは手回しが良いな・・・って、ホントに黄金色のお菓子出すなぁっ!」
斎藤「えっ?黄金色のお菓子って、お菓子を金箔でまぶしたもんじゃないんですか?」
久瀬「お前は時代劇をもっと良く見ろっ!おかげでこの僕がギャグキャラになってしまったじゃないか!」
斎藤(・・・どっちにしろ汚れ役だから良いじゃん)
久瀬「・・・まぁいい。ところで、独占の方は上手くいっておるのかな?」
斎藤「あ。それがですね・・・ただ1軒だけ、我々の誘いを執拗に断りつづけ、圧力を加えてもなかなか屈しない気に食わない奴らがいるのですよ」
久瀬「何だと?それは本当なのか?」
斎藤「はい。しかしご安心下さい。(ひそひそ)これこれこういう手段を取れば、奴らもすぐに音をあげるでしょう」
久瀬「おお、それは見事な作戦だ。さすが越後屋、お主も悪よのう」
斎藤「いえいえ、お代官様ほどでは御座いません」
久瀬「はっはっは、まぁ自慢じゃないが、Kanonで一番嫌われているキャラだからな、僕は」
斎藤(・・・認めてるし)
一方、ご隠居一行は、助けてもらったお礼にと、2人の住む家に泊めてもらう事となった。
北川は残念ながら生きていた(なんで残念なんだ By北川)
北川「・・・腹減ったな。夕食まだかな?」
祐一「おぉ、北川、偉いぞ。やっと八兵衛がなんなのか分かってきたようだな」
北川「まあな」
俺達の友情が一段と深くなった。
名雪「突拍子過ぎるよ・・・」
名雪のツッコミはとりあえず無視しておく。
祐一「しかし暇だなぁ・・・何か起こらないのか?」
役人「おいっ!ここに栞という娘はおるかっ!」
栞「あ、はい、私ですけど・・・」
役人「先ほど、街中で盗みがあった。目撃したものの情報によると、お前が盗むのを見たという事だ。ちょっと奉行所まで来てもらおうか」
栞「そんな・・・嘘ですっ!私、ずっとここにいましたっ!」
役人「話しは奉行所に行ってからだ。ひったていっ!」
栞が数人の岡引に連れてかれてゆく。
栞「おねえちゃーんっ!」
香里「メイーーーーっ!」
違うだろ。
名雪「・・・また分からないネタだね」
ヒントは宮崎アニメ(爆)
祐一「それはともかくとして、だ。これはますます奉行の陰謀の匂いがするな・・・よし、お銀!」
舞「・・・はちみつくまさん」
祐一「うおっ!・・・い、いきなり出てくるなよ・・・びっくりするじゃないか」
舞「呼んだのは祐一・・・」
祐一「いや、そーだけどさ・・・ま、いい。奉行所の動きを調べてくれ。手段は選ばなくて良いぞ」
水戸黄門のセリフじゃねぇ(笑)
舞「・・・分かった」
祐一「ところで、由美か○る並のお色気入浴シーンはあるのか?」
ぼかっ!
祐一「・・・・・・了解」
・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・
・・・
祐一「で、どうだった」
舞「かくかくしかじか」
祐一「分かるかっ!読者も分からないだろっ!」
舞「・・・祐一の言ったとおりだった。奉行所と越後屋がつるんでいた」
祐一「そうか・・・よし。奉行所へ行くぞっ」
名雪「わ。ホントに?」
あゆ「うぐぅ・・・無理だよぅ・・・」
祐一「そんな事は無いぞ。舞の剣術とあゆのカチューシャと名雪の陸上部タックルがあるじゃないか」
名雪「わたし、タックルなんてしないよ・・・」
あゆ「ボクのカチューシャは武器じゃないよ・・・」
祐一「あーもうっ!どうでもいいから行くぞっ!」←いい加減過ぎ
<奉行所にて>
栞「私を連れてきて、一体どうするつもりなんですか」
久瀬「知れたことだ。金さえ越後屋に払えば何もせずに返してあげようじゃないか」
斎藤(うわー・・・成りきってるよこの人)
栞「そ、そんな事・・・出来ませんっ!」
久瀬「そうか・・・それでは仕方が無いな・・・・・・ふっふっふ」
栞「な、何をするんですか?」
久瀬「ふっふっふ」
栞「・・・ま、まさか18禁な事を・・・」
久瀬「作者に書く度胸が無いからそれは無い」
栞「・・・ちょっと安心しました」
久瀬「お前に、アイスクリームが嫌いになる暗示をかけてやろう」
栞「わーっ!そんな事する人、大嫌いですーっ!」
久瀬「良いではないか良いではないか」←お約束
声「そこまでだっ!!」
久瀬「むっ!何奴!」
祐一「越後屋と共にアイスクリームを使って暴利を貪る不届きものめっ!今すぐその娘を離せっ!」
久瀬「貴様、誰だっ!」
祐一「余の顔見忘れたかっ!」
名雪「(ぼそぼそ)祐一・・・それは『暴れ○坊将軍』だよ」
祐一「(ぼそぼそ)あれ?そうだっけ」
久瀬「早く答えろよっ!えぇい、誰でもいいや、出会え出会えーーーっ!」
だだだだだだだだだっ!(武士の集まる音)
久瀬「こいつ等を斬り捨てろっ!」
祐一「じゃ、後は任せたっ!」
名雪「わ。ひどいよ、祐一」
祐一「だって、ご隠居は見てるだけだろ」
舞「・・・祐一も戦う」
祐一「わっ、こらっ、引っ張るなっ!」
久瀬「かかれぇーーーっ!」
祐一「来いっ!えーと・・・助さん、格さん、懲らしめてやりなさいっ!」
(BGM:『水戸黄門』バトルソング(仮名))
ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンッ!
ザシュッ!
ザシュッ!
あゆのカチューシャが炸裂する!
あゆ「うぐぅ、体が勝手に〜」
舞「・・・・・・・」
ザシュッ!
ドシュッ!
舞が剣で敵をなぎ倒す!
そして名雪は・・・・・・・
名雪「くー・・・・・・」
祐一「寝るな」
北川は既にやられてた(笑)
久瀬「うわっ!お約束ながら形勢が悪いっ!一旦逃げるぞっ!」
その途端、壁をバリバリと破って誰かが入ってきた!
真琴「なんで私は最後なのよーっ!」
真琴が泣きながら敵をぶっ飛ばしていた。
ザシュッ、ドシュッ、どごんっ!
ザシュッ、ドシュッ、どごんっ!
ザシュッ、ドシュッ、どごんっ!
・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・
祐一「助さん、格さん、もういいでしょう!(・・・・・決まった!)」
名雪「祐一、遅いよ〜」
祐一「タイミングってものがあるだろ」
あゆ「うぐぅ、疲れた・・・」
舞「・・・遅い」
祐一「あーもうっ!分かったから、ほら、名雪、例のもの出せよ」
名雪「あ、うん。(ごそごそ・・・)あ、あった。えーと・・・このもんどころがめにはいらぬかぁ〜」
間延びした口調で言われても全く威圧感が無いぞ。
久瀬「・・・そっ、それはっ!な、謎ジャムの紋所っ!」
あゆ「『こちらにおわすおかたをどなたとこころえるっ!さきのふくしょうぐん、みとみつくにこうにあらせられるぞっ!』・・・これで良いのかな」
祐一「・・・棒読みは止めてくれ(泣)」
久瀬「ははぁーーーっ!」
祐一「久瀬。お前死刑ね」
久瀬「早すぎーーーーっ!」
だって、汚れ役だもん(笑)
そして。
栞「本当に、ありがとうございました」
祐一「いやいや。これからも、アイスクリーム作りに励むんだぞ」
栞「はいっ!」
祐一「よーし、じゃ、行くか」
名雪「うんっ」
あゆ「そうだねっ」
舞「はちみつくまさん」
真琴「あうーっ、真琴だけ出番少ない・・・」
こうして、黄門様一行は、また新たな旅路へと出発するのでありました。
おわり。
あとがき:
祐一「さて、後書きだ・・・あれ?おい名雪、作者はどうした?」
名雪「あれ?いないね・・・・・・」
あゆ「きっと、読者の人からクレームが来るのを恐れて、先に逃げ出したんだよ」
祐一「有り得るな・・・・・・あっ!いたぞっ!こんなところに隠れていたっ!」
炭物「わーっ!離せっ!」
祐一「おい、読者になんか言うことあるだろ」
炭物「・・・えーと・・・・・・これで君も『水戸黄門博士』だよっ!」
ドカッ、バキッ、ガスッ!
炭物「げふっ!・・・う、嘘です・・・。ごめんなさい(滝汗)無理やり終わらせた結果がこれです。こんなものでも感想来ると管理者の励みになりますので、メール下さい・・・がふっ!」
祐一「死んだか・・・」
名雪「天誅、だよ」
あゆ「うぐぅ・・・名雪さん、キャラ変わってるよ・・・」
改めて、こんな汚い文章を書いてしまったこと、深くお詫び申し上げます。頼むから爆弾とか送らないで下さいね(激汗)