祐一「ただいまーっ」
俺は見知らぬ少女を背負ったまま家に帰り着くと、そのまま居間に直行した
テレビを見ていた名雪がそれに気づく。
名雪「大きなおでん種・・・・・」
祐一「これがおでん種に見えるのか、お前は」
名雪「美味しそう・・・・」
祐一「間違っても食うなっ!これは人間だっ!」
名雪「どっちでも一緒だよ〜」
待てっ!一緒にするなっ!
祐一「悪いけど、布団の用意してくれないか?」
名雪「台所に持ってかないの?」
祐一「本気で食べる気かっ!」
名雪が出て行き、入れ替わりに秋子さんが現れる。
秋子「大きなおでん種、買ってきたのね・・・」
祐一「あんたら一家は食人族かっ」
秋子「そうですよ」
祐一「え?」
ちょ、ちょ、ちょっと待てっ!マジで食人族ぅ!?
祐一(はっ!・・・っていうことはいつかは俺もっ!?)
秋子「祐一さんの番はまだですよ・・・・・」
ふふふ、と秋子さんが意味ありげなセリフ&笑いをした。
祐一(俺、このゲーム終わるまでに生きているかな・・・?)
★ ★ ★ ★ ★
夜。
ごそごそ・・・・・
祐一「・・・・・?」
がさごそ・・・・・
物音がする。それもかなり大きい音。
巨大ゴキブリでも這っているのだろうか?
祐一(・・・・・・・)
夜な夜な水瀬家の台所を這いまわる無数の巨大ゴキブリたち。
その1匹がタワシ大ほどあり、水周りを蠢く真っ黒な壁に仕立て上げている。
祐一「ぞわーーっ!想像しただけで寒気が増すぞ・・・)
祐一(・・・って、ほんとは真琴なんだけどな)これぐらい分かる。
俺は、台所の方へ行ってみた。
声「あうーっ・・・」声が聞こえてくる。
声「お腹すいたよぉ・・・」
声「簡単に食べられそうなもの・・・・見当たらないよぉ・・」
真琴が、冷蔵庫をごそごそと漁っている。
・・・どうせ明日から夜な夜ないたずらされるんだ。いまのうちに先手を打っとくか。
俺はそぉっと背後から近づいていくと、すでに放り出されていたコンニャクを拾い上げ、それを袋から取り出して真琴の首筋に向けて構える。
そして、パッと手を放す。
ぐにょ。
・・・・・・
声「きゃああああああああああああああぁぁぁぁぁーーーーーーーーッッ!!」
ゴロゴロゴロゴロコロゴロゴローーーーーーッ!
ズドンッッ! ヒューーン・・・・ガシャアァァァーーーーンッッ!
真琴をやっつけた!
祐一(ちょっと待てっ!)
パララパッパッパー!パララパッパッパー!パララパッパッパー!
・・・・・なんか違う音がしてるぞ。
祐一はレベルが上がった!
祐一はレベルが上がった!
祐一はレベルが上がった!
おいっ!レベルって何だっ!!
真琴編1月09日 完。
評:少し間が開いちゃいましたね。しかも後半は同じネタ使ってるし。まあ、前半はオリジナルなんで、それで良いかな?えへっ♪
真琴「あぅーっ、真琴がほとんど出てないじゃないっ!」
炭物「おや、殺村凶子ちゃん。君の出番は次さっ!」
真琴「その名で呼ぶなーっ!目からビームっ!」
ちゅどーーーーんっ!
炭物「ぐはっ!そ、それ「でじ○」のパクリぢゃん・・・」ガクッ!
お後がよろしいようで・・・・・