1月09日

祐一「ただいまーっ」

俺は見知らぬ少女を背負ったまま家に帰り着くと、そのまま居間に直行した

テレビを見ていた名雪がそれに気づく。

名雪「大きなおでん種・・・・・」

祐一「これがおでん種に見えるのか、お前は」

名雪「美味しそう・・・・」

祐一「間違っても食うなっ!これは人間だっ!」

名雪「どっちでも一緒だよ〜」

待てっ!一緒にするなっ!

祐一「悪いけど、布団の用意してくれないか?」

名雪「台所に持ってかないの?」

祐一「本気で食べる気かっ!」

 

名雪が出て行き、入れ替わりに秋子さんが現れる。

秋子「大きなおでん種、買ってきたのね・・・」

祐一「あんたら一家は食人族かっ」

秋子「そうですよ」

祐一「え?」

ちょ、ちょ、ちょっと待てっ!マジで食人族ぅ!?

祐一(はっ!・・・っていうことはいつかは俺もっ!?)

秋子「祐一さんの番はまだですよ・・・・・」

ふふふ、と秋子さんが意味ありげなセリフ&笑いをした。

祐一(俺、このゲーム終わるまでに生きているかな・・・?)

★  ★  ★  ★  ★

夜。

ごそごそ・・・・・

祐一「・・・・・?」

がさごそ・・・・・

物音がする。それもかなり大きい音。

巨大ゴキブリでも這っているのだろうか?

祐一(・・・・・・・)

夜な夜な水瀬家の台所を這いまわる無数の巨大ゴキブリたち。

その1匹がタワシ大ほどあり、水周りを蠢く真っ黒な壁に仕立て上げている。

祐一「ぞわーーっ!想像しただけで寒気が増すぞ・・・)

祐一(・・・って、ほんとは真琴なんだけどな)これぐらい分かる。

俺は、台所の方へ行ってみた。

声「あうーっ・・・」声が聞こえてくる。

声「お腹すいたよぉ・・・」

声「簡単に食べられそうなもの・・・・見当たらないよぉ・・」

真琴が、冷蔵庫をごそごそと漁っている。

・・・どうせ明日から夜な夜ないたずらされるんだ。いまのうちに先手を打っとくか。

俺はそぉっと背後から近づいていくと、すでに放り出されていたコンニャクを拾い上げ、それを袋から取り出して真琴の首筋に向けて構える。

そして、パッと手を放す。

ぐにょ。

・・・・・・

声「きゃああああああああああああああぁぁぁぁぁーーーーーーーーッッ!!」

ゴロゴロゴロゴロコロゴロゴローーーーーーッ!

ズドンッッ! ヒューーン・・・・ガシャアァァァーーーーンッッ!

真琴をやっつけた!

祐一(ちょっと待てっ!)

パララパッパッパー!パララパッパッパー!パララパッパッパー!

・・・・・なんか違う音がしてるぞ。

祐一はレベルが上がった!

祐一はレベルが上がった!

祐一はレベルが上がった!

おいっ!レベルって何だっ!!

真琴編1月09日 完。

評:少し間が開いちゃいましたね。しかも後半は同じネタ使ってるし。まあ、前半はオリジナルなんで、それで良いかな?えへっ♪

真琴「あぅーっ、真琴がほとんど出てないじゃないっ!」

炭物「おや、殺村凶子ちゃん。君の出番は次さっ!」

真琴「その名で呼ぶなーっ!目からビームっ!」

ちゅどーーーーんっ!

炭物「ぐはっ!そ、それ「でじ○」のパクリぢゃん・・・」ガクッ!

お後がよろしいようで・・・・・