商店街へ行く途中でばったり出くわしたのは、真琴だった。
祐一「お、真琴。どこ行くんだ?」
真琴「おつかい。ガンダム(等身大)買いに行くの」
・・・・・って、待てっ!が、ガンダムぅ!?っていうか、普通に買えるのか?
祐一「そうか。ひとりで買えるか?」
って、何俺も妙なこと口走ってるんだっ!
真琴「子供じゃないんだから、買えるっ!」
いや、大人でも買えないと思う・・・・・
★ ★ ★ ★ ★
祐一「どう見たって子供じゃないか、お前」
真琴「大人よっ!」
祐一「そうか?」
真琴「そうっ」
祐一「じゃあ・・・・・」
祐一「じゃあ、俺のエロ本も頼む」
真琴「実写?それとも、マンガ?」
祐一「そうだな、それじゃ俺はマンガを・・・・・って、待てっ!」
なんで真琴がエロ本にこんなに詳しいんだっ!
★ ★ ★ ★ ★
声「祐一ーーーーーーーーっ!」
遠くで怒声がする。
ということは、真琴が帰ってきた他に考えられない。
エロ本の買い付けを頼んでおいて・・・・・・
真琴「祐一、帰ったよーっ♪」
なんて愛想良く帰ってこられても、それはそれで問題だ。
どんどんどんっ!
階段を勢い良くのぼる音まで聞こえてくる。
どかどかどかどかっ!
バシュウウウゥゥーーーーッ!
ボガアアアアアアァンッ!!!
ゴキャッ!
キシャアアアアァァァッ!
ヒュルルルルルル・・・・・・・ボンッ!!
ちょっと待てえっ!効果音多すぎっ!
★ ★ ★ ★ ★
ギッ・・・・・
ギッ・・・・・ギッ・・・・・・
再び寝入ろうとしたところで、聞こえてくるのは誰かが廊下を歩く音。
こちらへ向かってくる。
となると、それは真琴以外に考えられない。
俺はしぶしぶ体を起こしてベッドから這い出すと、暗闇の中、立ったままで待機する。
ガチャ・・・ぎぃ・・・
部屋のドアを開き、真琴が忍び込んでくる気配を感じ取ると同時に電灯をつけてやる。
祐一「何の用だ」
真琴「わ・・・・・」
真琴「えと・・・・殺しに来たの・・・」
待てっ!本気かっ!
ふっ!
祐一「ぐわっ!」
いつのまにか真琴は、手に吹き矢を持っていた。
途端に、急激な眠気が俺を襲う。
真琴「任務・・・・完了・・・・」
そ、それ・・・・違うキャラクター・・・・がくっ。
・・・・っていうか、これどっかと似たような終わり方・・・・・・
真琴編 1月12日 完
評:今回はわりとスムーズに行きましたよ〜。これから心を入れ替えて頑張りたいです。