祐一「お・・・・・?」
ゲームセンターの前を通り過ぎようとしたとき、見なれた後ろ姿を見つけ、俺は足を止めた。
祐一(あの特徴的なひらめ筋は・・・・真琴だな)
って待てっ!なんで俺がひらめ筋で人を見分けられるんだっ!?
真琴「で・・・・なによぅ」
じっと下から睨み上げる。
祐一「一緒に混じって撮ってくれば良いだろ」
真琴「なにをよぅ」
祐一「今更そんなこと訊くか?あれだけ熱心に眺めておいて」
真琴「地球の文化が珍しいだけよっ!」
相変わらず維持ばっかりはって・・・って、えっ!?ちょっと待てっ!
祐一「お前まさか、本当にマコピー星人だったのかっ!?」
真琴「・・・・・・・」
ニヤリ。
祐一(いや、ニヤリって、あんたね・・・・・・)
しばらく読書をしていて、風呂に入ろうかと着替えを持って、部屋を出る。
案の定、パジャマ姿の真琴が正面からほふく前進で歩いてくるところだった。
真琴「ふんふーん♪」
ちょっと待てっ!ほふく前進をしながら鼻歌を歌って階段を登って歩いてくるやつがいるかっ!?
っていうか、怖すぎ・・・・・・・・・
見ると、真琴の手にはライターがあった。
祐一「没収」
その手をライターごと、むんずと鷲掴みにしてやる。
真琴「わっ。なによぅ」
真琴「ちゃんと秋子さんに許可貰って借りてきただからね」
祐一「お前がライターなんて持っていたら、ここいら一帯の家が燃えて無くなる。」
真琴「失礼ねっ、ライターじゃないわよっ!」
祐一「じゃあ何だ」
真琴「ニトログリセリン(純度100%)」
祐一「おわあああああっ!」
とその拍子に、手からライターに見えたニトログリセリンが床に落ちる。
カンッ・・・・・・
ズガアアアアアアアアアアアンッ!
・・・・・・水瀬家、2度目の崩壊。
真琴編 1月13日 完
あとがき:真琴のいたづらフルパワーです。普通に人が1人や2人死ぬでしょう。えへっ♪