家に帰ってきて、まず部屋に荷物を置く。
昼を食べるために1階へ降りて行くと、ちょうど真琴が帰ってきたところのようだった。
それで思い出したが、今日から真琴はバイトを始めていたのだ。
祐一「・・・・・・・・・・・・」
〜15日の回想〜
秋子「じゃ、私の知り合いにでも紹介してもらいましょうか?」
祐一「そりゃ、ちょうど良かったです。どんなお仕事ですか?」
秋子「・・・・・・・・」
祐一「秋子さん?」
秋子「・・・企業秘密です」
祐一「・・・・え」
秋子「祐一さん・・・」
祐一「は、はい」
秋子「長生きしたいですよね・・・・・?」
祐一「・・・・は、はいっ」
秋子「じゃあ聞かないで下さいね」
にやり。
祐一(秋子さんのこんな怖い笑顔、初めて見たぞ・・・)
真琴「・・・秋子さん、何をするの?」
秋子「・・・・真琴も、長生きしたいわよね・・・・・・」
真琴「え?あ、う、うんっ」
秋子「後で教えるから、今は聞かないで頂戴ね・・・・・・」
真琴「は、はいっ」
にやり。
〜回想終わり〜
祐一「・・・・・・真琴は無事なのか?」
バイトをけしかけたのは自分なので、多少罪悪感が募ってくる。
俺は、どきどきしながら1階へ降りた。
リビングに赴くと、そこで秋子さんが真琴と話をしていた。
祐一(良かった・・・・・・無事に生きてこれたんだな)
安心したところで、真琴と秋子さんの会話の内容が一部聞こえてくる。
真琴「ねえ、秋子さん。やっぱりあのモルモットは・・・・・」
秋子「・・・大丈夫よ。ちゃんと証拠が残らないようにしてあるから・・・・」
真琴「でも、あれって非合法・・・・」
秋子「厳密には合法だからバレても心配無いわよ」
祐一「・・・・・・・・・・・・・・」
なんか、すごく重要な証言を聞いてしまった気がするが・・・・・
真琴「あれ?祐一、帰ってたの?」
祐一「(どきどき)あ、ああ。お前、早いな」
秋子「今日は、土曜だし、昼までにしてもらったのよ。みんなでお昼食べたいじゃない?」
真琴より先に、秋子さんが答えた。
祐一「で、バイトはどうだったんだ」
真琴「あ・・・・うん・・・」
真琴「楽勝よ、あんなもん。だって、新種の・・・・・・」
どすっ
言うより先に、秋子さんが真琴を手刀で気絶させていた。
秋子「保育所の手伝いなのよ」
絶対嘘だろ!
この人の、見てはならないような暗黒面を見た気がする・・・・・・。
真琴編 1月16日 完
あとがき:アクシデントが発生してこれしか書けませんでした。すみませぬ。おわびにショート劇場でも。
真琴「なんで私が怪しいバイトをしてるのよっ!」
炭物「知るか、そんなこと。秋子さんにでも聞きなさい」
真琴「シナリオはあんたが書いたんでしょ!」
炭物「〜♪」
真琴「口笛吹いて誤魔化さないの!」
どごっ!
炭物「ぐわっ!・・・・・で、では・・・・また・・・・来・・週」