真琴編 1月16日

家に帰ってきて、まず部屋に荷物を置く。

昼を食べるために1階へ降りて行くと、ちょうど真琴が帰ってきたところのようだった。

それで思い出したが、今日から真琴はバイトを始めていたのだ。

祐一「・・・・・・・・・・・・」

〜15日の回想〜

秋子「じゃ、私の知り合いにでも紹介してもらいましょうか?」

祐一「そりゃ、ちょうど良かったです。どんなお仕事ですか?」

秋子「・・・・・・・・」

祐一「秋子さん?」

秋子「・・・企業秘密です

祐一「・・・・え」

秋子「祐一さん・・・」

祐一「は、はい」

秋子「長生きしたいですよね・・・・・?

祐一「・・・・は、はいっ」

秋子「じゃあ聞かないで下さいね」

にやり。

祐一(秋子さんのこんな怖い笑顔、初めて見たぞ・・・)

真琴「・・・秋子さん、何をするの?」

秋子「・・・・真琴も、長生きしたいわよね・・・・・・」

真琴「え?あ、う、うんっ」

秋子「後で教えるから、今は聞かないで頂戴ね・・・・・・」

真琴「は、はいっ」

にやり。

〜回想終わり〜

祐一「・・・・・・真琴は無事なのか?」

バイトをけしかけたのは自分なので、多少罪悪感が募ってくる。

俺は、どきどきしながら1階へ降りた。

リビングに赴くと、そこで秋子さんが真琴と話をしていた。

祐一(良かった・・・・・・無事に生きてこれたんだな)

安心したところで、真琴と秋子さんの会話の内容が一部聞こえてくる。

真琴「ねえ、秋子さん。やっぱりあのモルモットは・・・・・

秋子「・・・大丈夫よ。ちゃんと証拠が残らないようにしてあるから・・・・

真琴「でも、あれって非合法・・・・

秋子「厳密には合法だからバレても心配無いわよ

祐一「・・・・・・・・・・・・・・」

なんか、すごく重要な証言を聞いてしまった気がするが・・・・・

真琴「あれ?祐一、帰ってたの?」

祐一「(どきどき)あ、ああ。お前、早いな」

秋子「今日は、土曜だし、昼までにしてもらったのよ。みんなでお昼食べたいじゃない?」

真琴より先に、秋子さんが答えた。

祐一「で、バイトはどうだったんだ」

真琴「あ・・・・うん・・・」

真琴「楽勝よ、あんなもん。だって、新種の・・・・・・

どすっ

言うより先に、秋子さんが真琴を手刀で気絶させていた。

秋子「保育所の手伝いなのよ」

絶対嘘だろ!

この人の、見てはならないような暗黒面を見た気がする・・・・・・。

 

真琴編 1月16日 完

あとがき:アクシデントが発生してこれしか書けませんでした。すみませぬ。おわびにショート劇場でも。

真琴「なんで私が怪しいバイトをしてるのよっ!」

炭物「知るか、そんなこと。秋子さんにでも聞きなさい」

真琴「シナリオはあんたが書いたんでしょ!」

炭物「〜♪」

真琴「口笛吹いて誤魔化さないの!」

どごっ!

炭物「ぐわっ!・・・・・で、では・・・・また・・・・来・・週」