あらすじ:裏Kanon真琴編(1月16日)では語られなかったが、真琴が失踪してしまった。以上。
祐一「あの、秋子さん・・・・・・」
秋子「ん?どうしたの?」
祐一「えっと・・・出かけてきます」
秋子「そう。温かくしてね」
祐一「ええ。夕飯までには帰ってきますから」
秋子「じゃ、美味しい闇鍋作って待っておくわね」
そう言って、秋子さんは笑う。
・・・・・って、待てぇっ!や、闇鍋!?夕飯に闇鍋!?
なんだか久しぶりに闇鍋ネタが出たな・・・
商店街で、これといった用もなく、うろうろしていた。
そして今日、何度目になるだろうか、商店街の端から端を往復すると、ようやく探していたものを見つけるに至る。
祐一(・・・・)
間違い無い。あの見慣れた背格好に服装はあいつ以外の何者でもない。
祐一(元気そうじゃないか・・・・・・)
真琴が、いつも肉まんを買っていた店先に立っていた。
やはり自分の家に戻っていたのだろう。
家もこの商店街の近くにあるに違いなかった。
祐一(・・・・・)
しばらく見ていたが、一向に真琴が肉まんを買える様子は無い。
一体何をしているのだろう。何事か、店員に向かって交渉をしている様子だった。
祐一(金が無いのに買おうとしてるんじゃないだろうなぁ・・)
と、真琴が残念そうに、肉まんの袋を抱えて店を出た。
俺は入れ代わり、その店先を訪れ、店員に声をかけた。
祐一「さっきの子、知り合いなんですけど、なんて言ってました?」
店員「え?」
店員「ああ、お代は、って聞いたら「カードで」って言って、「1進めるカード」を出したのよ」
待てっ!なんで真琴がそんなカードを持ってるんだ!
今度は桃鉄か!?
祐一「おい、真琴」
声をかけても、起きない。
その小さな体を両腕で抱え上げて立つ。
祐一「まったく、困った奴だな、おまえは・・・」
祐一「こんな寒いところで寝ていたら、どうなっていたことか・・・」
とにかく見つかって良かった。
祐一「ほら、帰るぞ」
祐一「おまえは俺達のおでん種なんだからな」
・・・・・・・って待てっ!
俺、今凄い事を口走ったような・・・・・・。
真琴編 1月17日 完
あとがき:
真琴「あぅーっ、今回すごく短いじゃないのっ!」
炭物「いや、ごめん眠い・・・・・」
真琴「1日中暇な癖してっ!」
炭物「くー」
真琴「寝るなーっ!」
どすっ!
炭物「うぐっ・・・・・」←逝った