〜裏Kanon〜

Kanonの真実(というかもしこんなKanonがあったら)

プロローグ

相沢 祐一「・・・・・・・・・・・・・・・」

祐一「・・・・・・・・遅い」

祐一「3時間も来ないなんて・・・・。本編では2時間じゃなかったか?」

しかも天気は雪どころか吹雪。体は半分以上埋まっている。

祐一「こんな状態で名雪のやつ見つけられるかな・・・・」

祐一「・・・・・・・・・・お?」

シュゴオオオオオオオオオオオオォォォォッ!!

雪をかきわけて100メートルを7秒ぐらいのペースで何物かが颯爽と走ってきた。

シュゴオオオオッ・・・・・・キキィィーーーーーッ!

謎の物体はドリフトをきかせながら俺の前で止まった。・・・・・雪を俺にかけて。

祐一「まさか人に雪をはねられるなんて思わなかったぞ・・・」

女の子「雪、埋まってるよ・・・・・・・」

祐一「そりゃ、3時間も待ってたからな・・・・・」

女の子「あれ?・・・・・今、何時?」

祐一「4時だ」

女の子「わ。・・・・・びっくり」

この辺は本編と一緒なんだな。

女の子「時差の調整間違えてたよ・・・・・・・」

待てっ!!どっから来たんだ!!

女の子「これ、あげる」

そして女の子は俺にきりたんぽ鍋を差し出した。

・・・・・・って、きりたんぽ鍋!?

祐一「どうやって持ってきたんだ・・・・・・・?」

女の子「遅れたおわびだよ。」

女の子「それと・・・・・・・・」

女の子「再会のお祝い」

祐一「7年ぶりの再会がきりたんぽ鍋ひとつなのか?」

きりたんぽ鍋が遅れたお詫びと再会のお祝いになるとは思えないが。

女の子「私の名前、まだ覚えてる?」

祐一「お前こそ、俺の名前覚えてるか?」

女の子「うん」

雪の中で・・・・・・

雪に彩られた街の中で・・・・・・・

7年間の歳月、一息で埋めるように・・・・・・・・

女の子「祐一」

祐一「花子」

女の子「違うよ〜」

女の子「んちゃ!あたし、アラレ!」

祐一「・・・・・・・・は?」

女の子「祐一、ノリ悪いよ・・・」

祐一「お前がそんな冗談言うとは思わなかったぞ、名雪」

名雪「祐一、ツッコミ・・・・」

7年ぶりの街で、

7年ぶりの雪に囲まれて、

祐一「なんでやねんっ!」

新しい生活が、冬の雪にさらされて、ゆっくりと流れていく。

名雪「あ・・・・・・・・・」

名雪「うんっ」

(俺、国に帰ろうかな・・・・・・・・)

1月07日へ続く

評:今回もノリと勢いだけにまかせてその場で考えたネタで裏Kanonをやってみましたがいかがでしょうか?

名雪がしょっぱなから壊れてますね・・・(爆)。とりあえず本編同様に1日ずつ続けていこうと思ってます。