祐一「おはようございます」
食卓に顔を出すと、いつものように秋子さんが笑顔で出迎えてくれる。
秋子「あゆちゃん、今日はトーストでいい?」
あゆ「ボク、秋子さんの料理だったらなんでもいいよ」
祐一「俺も、あゆ以外の料理だったらなんでも良いぞ」
あゆ「いじわる・・・・」
名雪「おはようございます・・・・・」
最後に名雪が入ってくる。
祐一「どうして、俺達よりも先に洗面所に行っていた名雪が一番遅いんだ?」
名雪「気がついたら、ロシア軍秘密基地に出てた・・・・・」
寝ぼけて道に迷ったらしい。
ちょっと待てっ!どうして寝ぼけてロシアまで行くんだよっ!
寝てるときの名雪は瞬間移動でもするのか・・・・・・?
名雪「・・・・・良く分かったね、祐一」
何イイイィィィィ!?マジ!?
秋子「トースト、焼けましたよ」
人数分の皿の上に、1枚ずつのトーストが乗っている。
どれも揚げたてで、見るからにうまそうだった。
って、揚げたて!?なんで!?焼き立てじゃないの!?
あゆ「・・・・・・・・」
トーストと、その横のコーヒーカップをじっと見つめている。
祐一「あゆ、食わないのか?」
あゆ「・・・うん、ちょっと」
カップを持ったまま、じっと中を覗き込んでいる。
祐一「中に虫が入ってるって言って、いちゃもんつける気か?」
あゆ「・・・・・・虫じゃなくてジャムが」
祐一「何っ!?」
コーヒーカップの中を見ると、確かにジャムが入っている。
しかもこれは・・・・・謎ジャム!?
祐一「あ、秋子さんっ!」
秋子「フフフ・・・・・どうしました、祐一さん?」
秋子さんが鋭い目つきでこちらを向いた。
祐一「いえ・・・何でも無いです」
これ以上は何も言えなかった。
あゆ「祐一君」
呼びとめる声に振り返ると、買い物袋を持ったあゆが息を切らせていた。
祐一「買い物帰りか?」
あゆ「学校帰りの買い物帰り」
あゆ「それで、祐一君の姿を見かけたから、走って追いかけてきたんだよ」
祐一「ということは、今日はちゃんと学校行ったのか?」
あゆ「うん。ボク、学校好きだもん」
祐一「そんなに楽しいか、学校が?」
あゆ「楽しいよ」
祐一「どんなところが?」
あゆ「学費タダ」
祐一「・・・・・・・・・・・・」
あゆ「・・祐一君?」
これ、伏線になるのか?
あゆ編 1月21日 完
あとがき:最近、書く量が少なくなっている気がします・・・・・。ここらで気を引き締めないと・・・・・・。