赤く染まったベンチの上に、ひとりの少女がちょこんと座っていた。
あゆ「・・・・・あ」
羽の生えた少女が、
俺の姿を見つけて顔を上げる。
祐一「よお」
あゆ「こんにちは、祐一君」
祐一「待ったか?」
あゆ「ちょっとだけ」
祐一「腹減ってるか?」
あゆ「ちょっとだけ」
祐一「よし、じゃあ、商店街で何かうまいものでも食うか」
あゆ「うんっ」
祐一「何がいい?」
あゆ「ピザたい焼き」
祐一「・・・・・よし・・・それでこそ、あゆだ・・・」←引きつった笑い。
(家の中で)
不意に、どさっと何か重いものが屋根の上から滑り落ちる音が部屋に響いた。
雪がその重みで流れ落ちたのだろう。
コンコン・・・・・
今度は別の音。
ノックするような音が聞こえる。
祐一「・・・・・」
ドアをノックする音じゃない。
ということは・・・・・。
窓?窓の外か?
気のせいかと思ったが、どうやらそうでもないらしい。
腰を上げて、俺はカーテンの閉まった窓に近づいた。
コンコン・・・。
確かにノックの音が窓の外から聞こえる。
俺はカーテンを掴んで、そのまま左右に開け放った。
けろぴー「うぐぅ・・・・」
窓に、けろぴーが張りついていた。
けろぴー「うぐぅ、寒かったよぅ・・・・」
俺はそのまま何事も無かったかのようにカーテンを閉じた。
1月26日 完
あとがき:今回は凄く短くて申し訳ありません。次はちゃんと書きます。