裏CLANNAD 智代編 4月19日

 朋也「で? 今度はどんな作戦を思いついたんだよ」
 春原「人質作戦さ」
 春原「ほら、よく漫画やドラマであるだろ?」
 春原「少しでも、手出ししてみろ。この子が傷つくことになるぜ…ってやつ」
 春原「それを、あいつの持ち物でやってやる」
 朋也「何をとるんだよ」

 春原「そうだな…ロシア人形なんて、どうだ」

アイツ常備してるの!?

 春原「少しでも、手出ししてみろ。一番小さい人形が行方不明になるぜ…って感じでな」

うんわ、地味に嫌な戦法………

 朋也「もう、やめとけ」
 春原「あん? どうして?」
 春原「あいつが…やめてっ、又三郎だけはやめてーっ!!って泣き叫ぶところ、見たくないの?」

名前付き!?しかもダサいし!!

 朋也「もう、いい加減、証明されたしな」
 春原「なにが?」
 朋也「あいつが本当に強いってこと」
 春原「まっ、ちょっとはできるねっ」
 朋也「そもそも、男より強い女なんているわけがないって理由で始めたんだから、もう続ける必要もないだろ?」
 春原「強いわけありません」
 朋也「おまえ今、認めてたじゃん」
 春原「ちょっとはできるって言ったんだよっ、見極めるのはこれからっ」
 朋也「人質とるなんて卑怯なことしようとしてる時点で、少なくともおまえよりは強いよな」
 春原「ぐ…」
 朋也「ここでやめときゃ、少なくとも、プライドだけは守れると思うぞ」
 春原「ひ、卑怯だなんて…ちょっとしたジョークじゃん、ははっ」
 朋也「なら、やめとけ。面白くない」
 春原「はは…やっぱ、そうかな。笑えると思ったんだけどなぁ」
春原は自分の席に座り直し、机に突っ伏すと、そのまま動かなくなった。
智代が自分よりも強いことを証明されたのが、よほどショックだったのだろう。
そのまま、次の授業の時間。
 教師「春原ー。春原、いないのか?」
春原の席のほうを見ると、いなかった。
いや、いた。

・・・・・・体全体が机の色と同色化していた。

ってか、お前カメレオンかよっ!!


 声「おい」
下駄箱に向かう途中で、声をかけてきたのは…
…智代だった。

………そして手にはロシア人形。

本当に常備してやがった!!

 智代「ん?どうした」
 朋也「いや、その人形………」

 智代「あぁ、海老沢がどうかしたか?」

だからそのセンスの悪さは何なんだっ!!

しかもある意味タイムリーな名前だし。



 智代「本当に、やめさせてくれたんだな」
…春原のことか。
 朋也「ああ、もう大丈夫だよ」
 朋也(おまえのほうが強いと証明されたからな…)
…なんて言ったら、どんな顔されるだろうか。
 智代「うん、助かったぞ」

 智代「これ以上やられていたら、あいつの家を燃やすところだった

春原を止めといて良かった!!

 智代「でも、あれだけ賑やかだったからな、寂しくも感じた」
 朋也「なんでだよ。おまえにだって、友達いるんだろ?」
 智代「もちろんいる。みんな、いい奴らだ」
 智代「あいつらを悪く言うつもりはない」
 智代「けど、少し上品だな」
 智代「おまえたちは、馬鹿でいい」
…褒められているのだろうか。
 朋也「おまえは、そっち側に行くためにこの学校に来たんだろ」
 朋也「俺らなんて、無視しとけよ」
 智代「もう、関わってしまったじゃないか」
 朋也「嫌な奴でもか?」
 智代「嫌な奴でもだ。挨拶ぐらいはする」
 智代「ああ、ちなみに嫌ってなんかいないぞ?」
 朋也「春原?」
 智代「いや、まぁ…あいつもだ」

とか言いながら、千枚通しを弄ぶのはやめてください。

 朋也「おまえ、心が広いな」
 智代「うん、そうだ、広いぞ」
 智代「母性愛に満ちあふれているんだ」
 智代「これは、実に女の子らしいと思わないか?」

 朋也「女の子っつーか…女の子はふぐりをもぎ取らないぞ

 智代「失礼だな。………貴様も、もぎり取られたいか?(ニヤリ)

イヤ、ゴメン、悪かった。俺が悪かった。悪か

ブチイイィィィッ!!

ぎぃやあああぁぁぁぁぁぁぁ!!

・・・・・・。

・・・・・・。

・・・・・・。


裏CLANNAD 智代編 4月19日 終
智代編 4月18日へ 智代編 4月21日へ
ひとこと:
あ、最後のシーンは皆さんのご想像にお任せしますよ?(邪笑)
困った時のふぐり頼み!!(マテ)
ネタがなかなか出ずに困ったのですが、こんな時のために智代のキャラを作っておいて良かったなぁ、と思いましたよ。
このまま勢いで押し切れたら勝ちだなぁ・・・ニヤソ(ぇ)
ちなみに、ふぐりってエロワードですか?(コラ)
裏CLANNAD-TOPへ SS一覧へ トップへ